ホーム、髪、アイス。

何から話そうか。 梅雨が明けたあの日。 君に連絡をした。 君は覚えてるかな。 「来週会いに行くから。」って。 夏になったら、なんて言って、本当は会うのが怖かった僕は、一夏のなんとやらにでもなって仕舞えばいい。 そんな軽い気持ちで連絡をした。 今思…

愛、ドラマ、烏龍茶。

「何から話そうか。」 あなたはうつむきながら、小さなため息を少し混ぜたような声でそう言った。 私は黙ってあなたの言葉を待つ。 私は怒るでもなく、悲しむでもない。 どうしようもないこの状況にただ立ち尽くしていた、心の中で。 人生においてドラマのよ…

煙草がつくる時間が好きだ。

私は喫煙者じゃない。 煙草は吸わないし、吸った経験もない。吸いたいか、と問われれば人生で一本くらいならいいかなと思う程度。高身長のためか、雰囲気のためか、何故か大人になったら煙草吸ってそうだよねとよく言われる。さっきも書いたとおり、喫煙者に…